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か行 用語集

か行

か行の用語集

【介護記録】かいごきろく
介護者や医療専門職らが協力して効率よく質の高い介護を行うために、介護利用者に関わる情報を共有するための定型化された記録のことです。
【介護サービス計画】かいごさーびすけいかく
介護保険において要介護と認められた要介護者に対し作成される援助計画で、ケアプランとも言います。
【介護支援専門員】かいごしえんせんもんいん
介護保険法に基づいて要介護者の自立した生活を支援する専門員のことです。ケアマネージャー(ケアマネ)とも呼ばれています。
【介護予防】かいごよぼう
高齢者ができる限り自立した生活ができるよう、要介護状態になっても、少しでも状態を改善できるようにすること。
【介護老人福祉施設】かいごろうじんふくししせつ
在宅で介護が難しい人が入所し、日常生活の世話や介護を受けられる施設です。都道府県より指定を受けサービスを提供しています。
【介護老人保健施設】かいごろうじんほけんしせつ
比較的症状が安定した要介護者のための施設です。自宅での生活と自立に向け、医師の管理のもと機能訓練や介護を受けられます。
【階段昇降機】かいだんしょうこうき
階段の昇り降りが困難な人のための移動機器です。壁に設置したレールの上を、イスに腰かけたまま昇り降りできます。
【疥癬】かいせん
ヒゼンダニの感染により生じる皮膚疾患。皮膚の柔らかい部分に湿疹が生じ、激しい痒みを伴う。寝具、入浴などを介して感染する。
【咳嗽】がいそう
咳のこと。
【回想法】かいそうほう
高齢者が、過去の体験を思い出して自分を見つめ直す心理療法です。
【回復期】かいふくき
急性期(重症・重篤な状態)から脱した患者の身体機能の回復を図る時期のこと。合併症を予防しつつ、生活機能が改善する訓練が集中的に行われます。
【回復体位】かいふくたいい
意識障害のある処置対象者に急変が起きても、大事にいたらないよう生命の安全を図り、配慮された態勢のこと。
【下顎呼吸】かがくこきゅう
下顎も動かして息を吸おうとする。呼吸困難の時や、重症疾患の末期などに見られる。後者の場合は死の直前を意味することもある。
【喀痰】かくたん
せきと一緒に出てくる痰のことです。
【仮性認知症】かせいにんちしょう
ノイローゼ、うつ病、ヒステリーなど、認知症のように見える、症状の総称で、認知症と間違われやすいのが特長の症状です。
【喀血】かっけつ
気管支炎や咽頭炎、異物の吸引などが原因で気道が出血し、激しいせきとともに泡の混じった鮮紅色の血液を吐き出すことです。
【家事援助】かじえんじょ
身体介護以外の訪問介護における、掃除・洗濯・調理などの日常生活の援助を言います。
【片麻痺】かたまひ
脳出血、脳梗塞などの脳血管障害により、脳の運動を司る部分が損傷することで、身体の片側半分が麻痺し、動けなくなることを指す。
【カテーテル】
薬を体内に入れたり、血液や体液を外に出したりするときに用いる細い管。
【肝炎】かんえん
肝臓に炎症が起こり、発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状が現れる疾患の総称。
【肝硬変】かんこうへん
肝臓が固くなる病気、アルコール肝炎や肝炎ウイルスを発症後になりやすい。
【肝がん】かんがん
肝硬変の患者は肝がんになる確率も高い
【関節可動域】かんせつかどういき
関節を動かすことができる範囲のことです。高齢者は可能範囲が狭いことが多く、衣服の着脱がしにくいことがあります。
【カンファレンス】
介護サービスの現場で、医師やケアマネージャー、サービス事業者、時にはご本人やご家族などが集まる会議のことをいいます。
【管理栄養士】かんりえいようし
カロリーや成分を考慮し、食事の管理や指導を行う専門的知識資格を有する者。
【緩下剤】かんげざい
緩やかに効く下剤のことです。
【感音性難聴】かんおんせいなんちょう
感音器と呼ばれる内耳から奥の聴覚感覚器までの器官に障がいが起こり難聴になることです。高齢者の難聴は感音性難聴です。
【間欠性跛行】かんけつせいはこう
跛行とは引きづるような歩き方のこと。しばらく歩いていると足が痛んで跛行になり、立ち止まると痛みが一旦やわらいで再び歩けるようになり、それを繰り返します。
【緩和ケア】かんわけあ
患者の苦痛を取り除き、QOLを高めることを目的としたケアの方法。末期ガン患者等に用います。

き行の用語集

【機械浴】きかいよく
重度障害者向きの入浴方法で、寝たきりや車椅子を使用する人が、専用の車イスに乗ったまま入浴できるタイプや、 ストレッチャー(担架)に寝たままで入浴できるものがあります。
【キーパーソン】
要介護者のサポート方針などを決める家族親族の中で介護の中心的な役割を持つもの。
【刻み食】きざみしょく
嚥下能力が低下した人に、食べやすいよう普通食や軟食をきざんで提供する食事のこと。
【記銘障害】きめいしょうがい
記憶障害のひとつで、新しいことを憶えられないことを指します。
【禁忌】きんき
してはいけないもの、技術的、科学的根拠により禁じられているもの。
【気管支喘息】きかんしぜんそく
吐く息がヒューヒューとなる症状が特徴です。気道の炎症により、気管支が発作的に収縮して呼吸困難を起こす疾患です。アレルギー型と非アレルギー型があります。
【逆流性食道炎】ぎゃくりゅうせいしょくどうえん
加齢による食道括約筋の緩みや蠕動運動の低下、胃液の分泌増加などが原因で、胃液が逆流して粘膜に炎症が起こること。主な症状は胸焼けなど。薬物で治療します。
【気管切開】きかんせっかい
肺に空気を送ったり、たんを吸引したりするために手術でのどに穴をあけ、気管にパイプ状のカニューレを挿入して、軌道を確保し、呼吸管理や分泌物の吸引を行ったりすること。
【起立性低血圧】きりつせいていけつあつ
急に立ちあがったり、起き上がったときに急激に血圧が下がり、めまいやふらつき、立ちくらみ、動悸などが起こる症状のことです。高齢者では排便後や廃用症候群の症状として起こることがよくあります。
【仰臥位】ぎょうがい
身体や顔を上向けに寝る姿勢です。エネルギーの消耗が少ないことが特徴です。ただし、長時間この姿勢を続けると床ずれができるので注意が必要です。
【QOL】
クオリティー・オブ・ライフの略。生命、人生、生活の質を指す。
【筋委縮性側索硬化症】きんいしゅくせいそくさくこうかしょう
体を動かすための運動神経細胞が侵される難病であり、介護保険で定められている特定疾病。進行性の病気で、嚥下障害、言語障害などがおこると、人工呼吸、胃ろうなどが必要になる。

く行の用語集

【グル音】
腸管の蠕動(ぜんどう)運動の音。
【グループホーム】
認知症高齢者グループホームと呼ばれています。5~10名程度の認知症高齢者がグループで暮らす住宅のことで、家族的な雰囲気があるのが特徴です。認知症対応型老人共同支援事業として介護保険給付の対象になっています。障害者総合支援制度では、共同生活援助のサービスを指します。
【くも膜下出血】
脳卒中のひとつです。突然、激しい頭痛と嘔吐に見舞われ意識障害を起こし、死に至るケースもあります。脳動脈瘤が破裂して起こることが多いといわれています。クモ膜下腔内に出血が起こり、脳脊髄液に血液が混じる状態です。

け行の用語集

【ケアハウス】
高齢者が自立した生活ができるように整備された軽費老人ホームのひとつです。安全に配慮した建築構造や設備が整い、食事、入浴のほか、緊急時の対応ができるようになっています。
【ケアマネージャー】
介護支援専門員。介護が必要な人のために、介護サービス計画(ケアプラン)を作成したり、介護に関する相談、市区町村との連絡調整、保険の給付管理などを行ないます。
【傾眠】けいみん
意識障害(意識混濁)のひとつ。浅い催眠状態で、大声で呼ぶと目覚めますが、しばらくすると眠ってしまう状態です。
【健側】けんそく
左右の半身のうち、障害のない半身のことをいいます。
【見当識障害】けんとうしきしょうがい
認知症の高齢者によく見られる症状のひとつです。外出したまま帰宅できなくなるなど、自分の状況がよく分かっていない状態をいいます。失見当識ともいいます。
【幻覚】げんかく
実際には存在しないものが、あたかも存在するかのように感じること。幻視、幻識、幻臭、幻触、幻味などがあります。統合失調症、中毒性精神病、脳器質性精神病などを原因として起こるといわれています。
【言語障害】げんごしょうがい
吃音、構音障害、音声障害、早口症、失語症、言語発達遅滞など、言葉によるコミュニケーションの障害を指します。
【幻聴】げんちょう
幻覚の一種です。自分の悪口が聞こえるなど、実際にはない音が本人だけに聞こえてくること。統合失調症の人に多く見られます。
【血糖値】けっとうち
血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度の事。検査(BSチェック)は空腹時に行う。空腹時に低下、食後は若干高い値を示す。空腹時血糖の正常値は70~110mg/dl。
【下血】げけつ
肛門や、胃腸などからの出血が便に混じること。黒色便は胃を経由して酸に反応している場合が多く、胃を経由していない場合は鮮血便となります。
【経管栄養】けいかんえいよう
障害や機能低下により、食物が口から摂取できない場合、胃または小腸まで細いチューブを挿入して流動食を投与すること。
【経腸栄養】けいちょうえいよう
胃ろうなどの経管栄養法で使用される栄養剤のこと。たんぱく質や糖質、脂質、食物繊維、ビタミン・ミネラルなどが含まれており、粉末状と液体状のものがあります。
【健康寿命】けんこうじゅみょう
平均寿命ではなく、健康で活動的に暮らせる期間のことを指します。

こ行の用語集

【後期高齢者】こうきこうれいしゃ
75歳以上の高齢者。65~74歳までを前期高齢者と言います。
【高血圧】こうけつあつ
塩分の過剰摂取が主な原因となる生活習慣病。正常な血圧値を超える人を指す。
【口腔ケア】こうくうけあ
歯ブラシによるブラッシングや、うがい、ふき取りなどで口の中を清潔に保つことです。
【骨粗鬆症】こつそしょうしょう
骨量の減少により、骨微細構造の破綻をきたし骨強度が低下する全身疾患。骨がもろくなり、骨折しやすくなる。
【誤嚥】ごえん
飲食物や唾液が、食道ではなく気管に入ってしまうこと。誤嚥性肺炎など重い病気を引き起こす危険があります。
【誤嚥性肺炎】ごえんせいはいえん
食べ物や水などが食道ではなく、気管に入って起こる肺炎のこと。誤嚥性肺炎は高齢者の肺炎の半数以上を占めるといわれます。食事の姿勢や口腔ケアにより防ぐことが重要です。
【昏迷】こんめい
心身ともに自己表現をせず,外部刺激にも反応しない状態。
【昏睡】こんすい
意識障害のうち、最も高度なもの。完全に意識がなくなり、刺激にまったく反応しない状態を指します。
【硬膜下血腫】こうまっかけっしゅ
認知症の原因になる疾患のひとつ。脳を包む硬膜とクモ膜の間に血液がたまった状態のこと。頭部を強くぶつけてから数時間の範囲で起こる急性硬膜下血腫と、1~2ヶ月単位で血腫が広がる慢性硬膜下血腫があります。
【構音障害】こうおんしょうがい
脳卒中などが原因で、特定の語音を正しく発声できない状態。正しい言葉の選択はできるがろれつが回らず、相手に伝わらなくなる。
【高次脳機能障害】こじのうきのうしょうがい
交通事故や脳血管疾患(脳卒中など)により、脳損傷を経験した人が、記憶・注意・思考・言語などの知的な機能に障害を抱え、生活に支障を来たすことを言います。
【拘縮】こうしゅく
寝たきりなどにより、関節が固まって動きにくくなること。